| 事故概要 |
| 2007年7月17日18時45分、 ブラジル、サンパウロのCongonhas空港で、TAM航空3054便、エアバスA320-200が降雨の中で着陸に失敗して、滑走路35Lを逸脱して障害物に衝突、炎上大破した。搭乗者176名全員と地上で15名以上が死亡したものとみられる。滑走路35Lは長さ1940m、幅45mでアスファルト舗装。 |
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| コメント |
| A320をはじめ、最近のエアバス機種では悪天候時に着陸に失敗するという事故が多発している。 |
| 当社の見解では、エアバス社のユニークな設計思想とパイロットを始めとする関係者の理解不足というヒューマンファクターの問題が原因と考えているが、他への影響を考えて、あえて現時点では明言を避けたい。 |
| とはいえ、本格的な議論を開始しなければ再発の可能性があるので、機会をみて徐々に問題提起していきたい。 |
| 同様の問題は着陸時に限らず離陸時の事故にもつながっている。 |
| 操縦室音声記録(CVR)の解読から、事故機では接地後にスポイラーが開かなかったことが判明した。この状況は93-9-14にポーランドのワルシャワで発生したルフトハンザ航空A320の事故に酷似している。スポイラーが開かない理由としては接地時の姿勢が水平でないことが考えられるが、これにはA320などのハイテク技術機における「技術中心の自動化」が深く関与している。 |
| 「技術中心の自動化」と事故との関連については8月16日の「フジサンケイビジネスアイ」の「i's eye」欄に掲載される当社代表の「ブラジルの航空機事故に学ぶ」と題する記事を参照されたい。 |