| 高齢者が階段で転倒する要因の一つとして、階段のステップの高さに一部、不均一があることが考えられる。建て売りの一戸建て住宅などで既製品の階段を用いると、最下段のステップの高さが他のステップと若干相違することがよくある。 |
| 潜在意識は強靭なのに対して、顕在意識は加齢により衰える。歳をとると、人の顔は憶えているが、名前は思い浮かばないということがあるが、この現象は、アナログ情報である顔は潜在意識で処理できるのに対して、ディジタル情報である名前は顕在意識でしか処理できないためである。 |
| 従って、高齢者は潜在意識で行動することが多いが、階段の昇り降りでも、「ステップの高さは均一に違いない」という潜在意識が働き、これが裏切られるとエラーにつながる。 |
| 過去に、階段のステップの一つを故意に数ミリ違えて歩行者の様子を観察するという実験が行われたことがあるが、ほとんどの人がその個所でバランスを失った。これは、高齢者に限らず、ほとんどの人間は潜在意識で日常生活を送っているという証左といえる。 |
| これから本格的な高齢社会を迎えるにあたって、真のバリアフリーを実現するには、潜在意識を考慮したヒューマンファクター設計に心がける必要がある。 |
| なお、高齢者が骨折などで入院した際の脚部静脈瘤血栓(航空機のいわゆるエコノミー症候群と同じ)を防ぐために、最近は病院に与圧ブーツなどの医療機器が配備されている。 |