自動ドアの誤作動

下の写真にあるように、ある病院の外部に通じる自動ドアには携帯電話の使用を禁止する病院長名の注意書きが掲げられている。。

この注意書きから、この病院は過去に確実に自動ドアの誤作動を何回か経験しており、その原因を携帯電話による電磁波干渉 (EMI)と考えていることがわかる。


自動ドアの誤作動の注意書き


コメント

弊社はシンドラー社のエレベーター事故の原因をEMIと考えており、これと同じ現象は社会の様々な場所で起こっていることはすでに別のコラムで述べた。
この種の事例は正式に報告されることは少なく、この病院も正式に報告しておらず、医療界でも問題視されていないのではないだろうか。
自動ドアの誤作動は一般社会ではさほどの被害はもたらさないが、例えば点滴の器具を持ち歩く患者がいるような病院では思わぬ被害をまねく恐れがある。
EMIには再現性がないために、原因が携帯電話と断定することはできない。EMI問題の解決には原因の特定もさることながら、EMIに対する耐性を増すためのヒューマンファクターの概念にもとづくシステム設計が抜本的な対策となる。
社会にはEMIの影響を受けるマイクロプロセッサーを用いた電子機器は数限りなくあるが、コストのかかるヒューマンファクター設計を採用すべきかどうかを判定する手法がリスク分析である。